タイの生活費、徹底解剖!暮らしのリアルなコストと節約のコツ

タイ 生活費

近年、海外移住を検討する人が増える中、タイへの転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

新たな環境での生活をスタートさせる際に、最も気になるのは「生活費」

特にタイの物価や生活費がどの程度か、移住や転職を決めるうえで重要なポイントになります。

 

そこで今回は、タイ在住11年の主婦が、現地のリアルな生活費事情について詳しく解説します。

住居費や食費、交通費など、実際にどれぐらいの費用がかかるのか、具体的な数字を交えてお伝えしていきますので、ぜひ、参考にしてください。

 

(例)タイでの1ヶ月の生活費(一人暮らし)

 

 

タイでの生活費は、住むエリアやライフスタイルによって異なりますが、一般的な一人暮らしの1ヶ月の生活費の目安は以下の通りです。

 

THAIバーツ 日本円
家賃 8,000~20,000 35,227~88,068
食費 3,000~10,000 13,210~44,034
交通費 1,000~3,000 4,403~13,210
光熱費 1,500~3,000 6,605~13,210
通信費 500~2,000 2,201~8,806
娯楽費 3,000~1,0000 13,210~44034
合計 17,000~48,000バーツ 74857~211,363円

※1バーツ=4.4円で計算しています。

 

このようにタイの一人暮らしの生活費は17,000~48,000バーツ(約75,000~211,000円)と選ぶ住居やライフスタイルによって大きく変わります。

 

例えばローカルエリアに住み、屋台や市場の食事を中心にすれば、比較的低コストで生活ができます。

 

一方で、駅近のコンドミニアムに住み、外食や娯楽を楽しむ生活を送れば、それなりの出費が必要になります。また、物価は年々変動しており、特にバンコクの中心部では家賃や外食費が上昇傾向にあります。

 

そのため、移住や転職を検討する際は、ご自身に合った生活プランを立てることが大切です。

それでは、家賃や食費など詳しく解説していきましょう。

 

タイの家賃相場とコストを抑えるコツ

 

家賃はエリアや利便性、設備によって大きく異なります。

 

例えば、バンコクの中心地(スクンビット、サトーン、シーロム)は、家賃が高めですが、郊外エリアやローカル向けの物件を選べば、比較的安く抑えることができます。

 

バンコクの一般的な家賃相場

  • ローカルアパート(シンプルな設備):8,000~12,000バーツ
  • 中型コンドミニアム(ジム・プール付き):12,000-18,000バーツ
  • 高級コンドミニアム(最新設備付き):18,000~25,000バーツ

 

また、中心地での生活を希望する場合も、BTSやMRTの駅から少し離れたエリアを選ぶことで、比較的安価な物件を見つけることができます。

 

例えばスクンビットエリアでも、プロンポンやトンローエリアは家賃が高めですが、プラカノンやオンヌットなど少し離れると、コストを抑えた住居を見つけやすくなります。さらに、駅から離れたアパートでも、無料のシャトルサービスを提供している物件も多数ありますので、通勤や利便性をチェックするのもポイントです。

 

 

家賃を抑えるコツ!

  • 駅から、徒歩10分以上の物件を探す
  • 築年数が、少し古めの物件を探す
  • 長期契約を検討し、家賃交渉をする

 

エリア選びや物件を工夫することで、中心地でもリーズナブルな住居を見つけることができます。

 

タイでの食費は外食と自炊をうまく使い分けよう!

 

 

食費は自炊するか外食するかで、大きく変わります。

特に、日本食や高級レストランでの外食では、費用がかさみがちです。一方で、タイ料理の食堂や屋台を利用すれば、1食あたり60~100THB(260~440円 ※1THB=4.4円)程度と、比較的安く済ませることができます。

 

 

また、自炊を取り入れることで節約に繋がります。自宅で調理することで、食材の選び方や調理方法を工夫しながら、栄養バランスの取れた食事を楽しめます。

 

さらに、タイ料理や外食で胃が疲れた時にも、体に優しい食事をとることができます。

健康面を考えても、自炊はおすすめの選択肢の一つ!

 

 

タイには多くのスーパーがあり、食材を購入する場所によっても、食費が変わってきます。ローカルスーパーでは、比較的安価で手に入る物が多いですが、輸入食品を取り扱う日系や外国系のスーパーでは価格が高めに設定されています。

 

そのため、どこで購入するかは、自分の食生活や予算に合わせて選ぶのが良いでしょう。

タイでの生活スタイルに合わせて、外食と自炊を上手に組み合わせることで、無理なく食費をコントロールしながら、美味しく健康的な食生活を送ることができます。

 

交通費と移動手段の選び方

 

 

交通費は、住んでいる場所や利用する交通手段によって大きく変わってきます。電車やバスをメインに利用するか、タクシーを頻繁に使うかで、かかる費用に差がでます。

 

タイでは、タクシーの運賃が日本の約1/10と非常に安く、気軽に利用できるのが魅力です。しかし、長距離移動や渋滞の際には、料金がかさんでしまうことも。

 

 

一方、都心部ではBTS(モノレール)やMRT(地下鉄)などが発展しており、これらの公共交通機関を活用すれば、渋滞を避けつつ比較的安く移動することができます。また、短距離の移動には、バイクタクシーも便利で、時間を節約できる手段として多くの人に利用されています。

 

自分のライフスタイルや移動距離に合わせて、タクシー、バイクタクシー、BTSやMRTを上手に使い分けることで、効率的かつ経済的に移動できます。

 

光熱費!水道代と電気代の目安とポイント

 

 

タイでは、一般的にガスを使用せず、光熱費は水道代と電気代のみになります。

 

まず、水道代ですが、タイは比較的安く、単身者だと約200~300THB(884~1320円 ※1THB=4.4円)程度が目安です。我が家は3人家族で、毎日湯船にお湯をためるため、毎月、約600THB(2650円 ※1THB=4.4円)を支払っています。

 

 

次に電気代ですが、タイは一年を通して暑い気候のため、エアコンを毎日、使用する家庭がほとんどです。電気代は、部屋の広さや数、エアコンの使用時間によっても大きく変わります。

 

また、地域やアパート毎に電気料金の設定が異なる場合があるため、住宅を選ぶ際には確認することはおすすめです!

 

通信費!賢いプラン選びと契約のコツ

 

 

タイでは通信費は、日本と比べてコストを抑えやすいのが特徴です。

携帯会社とは通信サービスのみ契約をするので、端末代はかかりません。また、多様なプランが用意されているので、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことができます。

 

タイの携帯会社

タイには、主要な携帯電話会社が3社あります。

  • AIS
  • TRUE
  • DTAC

 

 

私は、その中でTRUEと契約をしています。

 

一例として私が使用しているプランは以下の通りです。

5Gデータ 90GB
通話   200分
月額   400THB(1770円 ※1THB=4.4円)

 

プランは自由に変更できるので、プロモーション期間やライフスタイルの変化に応じて調整ができます。

 

日本人向け仲介ショップも便利

タイでは、日本人が経営する携帯契約の仲介ショップもいくつかあります。

 

タイに来たばかりの方にとって、携帯会社と直接契約するのは、ハードルが高いかもしれません。その点、日本人スタッフが対応してくれる仲介ショップを利用すれば、契約手続きや設定サポートを受けられるため安心です。

 

ただし、携帯会社と直接契約するよりも、仲介ショップを通すことで料金が若干高くなる場合があります。それでも、タイ語に不安がある方にとっては、スムーズに契約できるメリットがあります。

 

タイ生活を楽しむための娯楽費

趣味や交流、旅行など充実したタイ生活を送る為には娯楽も欠かせないでしょう。

 

 

タイには多くの日本人が滞在しており、日本人コミュニティも豊富にあります。知り合った人たちと食事やお酒を楽しんだり、一緒に出掛けたりすることで、日々の生活に彩りが加わり、心の栄養にもなります。

 

また、タイには魅力的な観光スポットが数多くあります。せっかくタイに住んでいるなら、国内旅行を楽しむのもおすすめです。美しいビーチや歴史的な寺院、自然豊かなリゾート地など、さまざまな場所を訪れることで、さらにタイの魅力を感じることでしょう。

 

 

こうした楽しみを充実させるためにも、娯楽費は必要な支出の1つ!

自分に合ったバランスで上手に活用しながら、タイでの生活を満喫したいですね。

 

タイ移住は、自分に合ったスタイルを見つけることが大切!

 

 

いかがでしたか。タイでの生活を、少しイメージすることはできたでしょうか。

 

タイは貧富の差が激しく、さまざまなライフスタイルが存在する国です。そのため、周りに流されるのではなく、自分にあった暮らしを意識することが大切です。

 

より快適で充実したタイ生活を送るために、自分に合ったスタイルを見つけ、楽しんでくださいね。

現地在住ライター紹介
この記事を書いた人

タイ・バンコク在住11年。

大学卒業後、幼稚園教諭として10年、保育士として5年勤務した後、
2014年夫の仕事に伴いタイ・バンコクに移住。
バンコクで日本人家庭向けの子育てカウンセラー、ベビーマッサージ講師、乳幼児プレイルーム主催などを行いながら、
フリーランスのライターとして活動。一児のママ。
【趣味・関心】幼児教育/発達障害サポート

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